fumiLab

fumimakerが作ったもの、やったことについて書いていきます。

ドローン基板名刺の作り方

これは何?

ドローンとして実際に飛行できる名刺です.取り急ぎ,情報だけ公開します. これから具体的な実装の手順やプログラムなど公開する予定です.忙しくてまだファームがかけていません.すみません,修論が落ち着いたら書きます.このページは限定公開ページです.(実名とかメールアドレスとか載ってるのでそうしているだけです)

実装

どうやって作るの?という話をいただくので簡単に実装フローをご紹介します.

  1. 基板をリフローで実装する
  2. ファームウェアをフラッシュする
  3. 回路の動作確認
  4. 3Dプリンタ等でモータホルダーを印刷する・モーターを取り付ける
  5. 飛行する

パーツを準備する

BOMを公開予定です.お待ちください...

クリームハンダを乗せる

ステンシルを自作していただくか,手動でクリームハンダをパッドに塗ります.ステンシルの場合,クリームハンダを伸ばすことによって一気に塗ることができます.ステンシルはレーザーカッターなどで作ることができます.厚みは0.2とか0.1とかそれくらいで大丈夫だと思います.

クリームはんだを伸ばします

ステンシル自作できるように,基板ファイルも公開予定です.レーザーカッターないよ!って人は爪楊枝とかピンセットで塗るしかないです...すみません

塗った後はこんな感じになる

パーツを乗せる

ここが一番時間がかかる工程です.ピンセットで一個ずつパーツをおいていきます.抵抗やコンデンサなど小さい部品を優先してやっていくのが良いでしょう.手動チップマウンタと化しましょう.

パーツのマウントした後

リフローする

リフロー炉やヒートガンやオーブンやトースターやホットプレートなどで焼きます.自分はいつもヒートガンでやってしまっていますが,均一に熱を与えるのは結構難しいです.適当にやっているとスイッチが溶けてしまいました.

ヒートガンでリフロー
焦げてプラが溶けてしまい常閉になってしまったタクトスイッチたち

その後,こんな感じになります.これを裏面もやります.

実装後の様子

ちゃんと実装できてていい感じです.ルーペや顕微鏡で見てショートがないかよく確認しましょう.

回路の確認

プログラムは配布予定です(TBD). ここではSBUSレシーバーのデコード,6軸センサの読み出し,モータのドライバ確認を完了しました.

モータドライバの動作確認

SBUS受信機デコードのテスト

6軸センサの動作テスト

モータホルダーの印刷

モーターホルダを設計して調整しました.配布予定です(TBD).

死屍累々

ぴっちり入った

完成

Q&A

  • なんでMPU外付け?
    • 入手できるセンサがそれしかなかったため・・・.
    • 今後組み込みで入手できるセンサがあればそれに変更します.
    • MPU6050もEoLなんですよね.なんかいいのあったら教えてください.
    • モジュールによってはプロペラに干渉することもあるので設計変更したい
  • モータドライバ周りの回路やばくて草
    • はい
  • 飛んだの?
    • 飛びましたがガッタガタなのでチューニングが必要
  • 公開しないの?
    • 名前塗りつぶしたりしてもう一回作ります