fumiLab

fumimakerが作ったもの、やったことについて書いていきます。

基板名刺の検討

あ,お久しぶりです.fumimakerです.卒論に殺されていましたが蘇生されたので再びなにか書いていければと思います.(書くとは言っていない)

このブログ,書くからにはちゃんとした資料になるように書こうと思いちゃんと文章を書いてきたのですが,様々な記事でたくさんの反応をいただきありがたいかぎりです.ただ,あまりにも更新頻度が低いとそれもどうなのかということでこれからは小出しでいろいろ書いていきたいと思います.もちろんある程度読める文章で出したいと思いますよ?メモ書きでも….多少はね?(それはそれでいいなと思ったりする.なんなら毎日出せそう)Zen.devってやつが気になってる.

基 板 名 刺 っ て し っ て る ぅ !?

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過去につくったやつ
基板名刺を過去に作りました.というかこれが一番最初の記事だった気がする.こいついつも名刺作ってるな. fumimaker.net

200枚くらい作ったのですが品切れになったのでまた新しく設計しようかと思っているところです.実際に設計して発注するまでの過程をまだブログにのこそうってわけ.まだ何作るかも決めてないんですけどね.今回は検討と前回の知見を少し書いておきます.自分の備忘録代わりに残しておきます.よかったら作ってみてください.

PCBのシルクに自分の個人情報を書くことで名刺として機能するようにした基板ですね.使える色としては

  • レジストの色
  • パターンの色(マスクなし)
  • パターン+レジストの色
  • シルクの色

の4種類が使えます.パターン+レジストに関してはレジスト色が黒などの強い色の場合,機能しないので注意しましょう.レジスト緑や白は意外にパターン色も透けて見えるので別の色として使うこともできます.

パターンについては有鉛の銀やゴールドフラッシュの金がありますね.金にすると高級感あるけど製造コストが2〜5倍くらいになる.

そういえばPCBのフルカラー(多色)刷りって一体どうやってるんですかね.前にArduinoにキャラクターが印刷されたものを見たのですが(調べてみたけど見つからんかった)あれをやりたい.でもそれだとPCB感はなくなりそう.

厚み

熱には一般的に1.6tですけど,基板として使うならできるだけ薄いと良いでしょう(名刺ケースに入る量が減る)0.6, 0.8くらいが有力だけど,自分は前回0.8にしました.多分0.6での不自由ないと思います.曲がる問題は確かにあるんですけど,ガッツリ基板として使われるわけでもないし多少はね?実際に基板として作りましたって報告受けたことない(それはそう)(かなしい)(かわいそう)

コスト

発注する量に完全に依存するのでなんとも言えないけどだいたい10~50yen/1枚くらい.ゴールドフラッシュにするとこの2倍くらいの値段になります.でもこのインパクトに比べたら安いんもんですわ.

ネタ

何を作ろうかという話です.PCB名刺で有名なところといえばまずLinuxが動くこれSeeedのLichee Pi Nano ベースに作られてるらしい.石はAllwinner F1C100sで900Mhzで動作するらしい.LicheeシリーズだとZeroってのもあってこれはAllwinner V3SでARM Cortex-A7が入ってる.1.2GHz駆動と初期のRaspiよりも高性能なんじゃないかとおもう.DDR2メモリも入ってて便利便利.なんならH264デコーダも入ってて映像出力も得意らしい.もともとIPカメラとかそういった用途で使われてるらしい.ひと昔前の中華タブレットにはこれが使われていたとか.AliやTaobaoなどでなんと値段は3ドル程度.こっちの方が性能が高いが,もうこれ新規設計には使わないでくれとのこと.EoLに向かっていくのか...しかしAllwinnerとかいう怪しい中華半導体メーカー,すごいっすね.低価格帯の製品にドンドン取り入れられてるらしく中国は中国のエコシステムが出来上がってそう.

それはさておき,先駆者ニキはFC100sやNORフラッシュを使うなどして頑張ってコストカットをしていたがLichee pi zeroベースでは流石にV3S無料配布大出血サービスというわけにはいかない.Linuxをこれで動かすのもがあるので作るのもできそうだが,やっぱり先駆者二キがいるからな...

8*8くらいのマトリクスLED作って文字を表示する,もっと高解像度にしてテトリスでも遊べるようにするという案がある.Charlieplexingを使えばピンの数を減らしつつ,マトリクスも作れそう.半田付け練習にもなって面白いけど,なんか決め手にかける.パッド見本を作って定規みたくするってのも非常にあるあるなのでつまらん.ちゃんと回路として機能するから面白いのであってそれっぽい何かはNG

USBHIDデバイスを作るという手がある.あるあるなんだけど,得体の知れないUSBデバイスを挿す猛者ばかりとは限らないので厳しい(自戒).HIDキーボードとかにすれば普通に不正アクセス的なことも容易なのでまあ危ないよね.USBデバイス自体させなくしてるところもあるくらいだし.HIDデバイスは有名どころでArduino microでおなじみAtmega32u4で超絶簡単に使えたり,PICでもライブラリ使えば実現ができる.流行りのSTM32でもできるけどSTMをあんまり使ったことがないなんて言えない.

ESP32あたりを使えばBluetoothでマウスデバイス作るとか,Wifi使ってサーバーにしてアクセスして貰えば情報見れるようにするとかは普通にできそう.(あらかじめ実装しておくにはコストが高いとおもう.Taobaoとかで輸入すれば話は別だけど技適マンに怒られるかもね)

ある程度込み入ったことがしたいならコスト的にあらかじめ実装しておくってのは厳しそうな気がするので,半田付けすれば基板作れるよくらいにしておけばいいんじゃないですかね(適当)

まとめ

色々検討してきましたが何か面白いものを思いついたら試作して設計して発注でもしたいと思います.関係ないですけど最近Kicadを練習しています.Eagle使っていたんですけど,色々使いづらいなど感じオープンソースなKicadを試しています.割と良いかも.

メモ書きみたいになって申し訳ないんですが,リハビリということで許してください.今日はそんな感じです.